園主の呟き 

何故か楽しい農業を強く意識して農業経営に取り組んでいます。

昔は、当園も家族で農業をしていました、そして家族が毎日喧嘩をしている姿を見てきました。
口喧嘩ですが、子供ながらにとても嫌な思いがあります、家族では遠慮がないのでとにかく醜い口論を毎日聞いていました。
その反動ですね、あんな農業はしたくないと強く思っているので、当園は儲からないけれど従業員が中心の農業経営です。
純粋に農業を楽しんでいます。

最近の製品寿命って短すぎませんか!

先日、プリンターが壊れました!
まだ買ったばかりなのにい〜と思って保証書を見ると5年前に買った物でした、もうそんなに経ってしまったんですね、給紙が上手くいかないだけなので、ゴムローラを交換すれば、まだまだ使えるハズと電気店に修理に持ち込みました。
アッサリ、寿命です(・・)エェ〜!
修理代¥18000掛かりますよト!。。それ新品買えるでショ(・・?

実は、私は農業を始める前は、電気に関わっていました、実際ゴムローラなんて¥100円しません。
結局、殆どが手間なのです、梱包して修理工場へ運ぶ手間、修理が終わって戻すのも手間、これらに大きなコストが掛かってしまうんですね、結果修理を諦め買い替えとなり大量のゴミが出てしまいます。
こんな、経済構造でいいんでしょうか?...........
もう少し物を大事にして長く使う事は出来ないでしょうか?
早目の買い替え需要に支えられて経済は支えられているのも事実です。

もっと物を大事にしても良いと思います、とりあえず私は、できるだけ自分で修理して大事に使っています。
修理に出すと高額ですが、自分で修理すれば意外と安くできます、消耗品の交換を行えば15年以上は使えると思います。
昔は構造が単純だったので、修理も楽だったのですが最近は構造が複雑で専用部品が多くチョット厄介です。
修理の事も意識して製品を作って欲しいものです。

野菜の売れ残り問題と新規就農者の苦悩

5月下旬になると何処の直売所でも野菜がた〜くさん入荷します、しかし殆ど売れず廃棄の山になります。
こだわり野菜を求めるお客様は、家庭菜園をやっている人も多くこの時期は自家製野菜がとっても豊富です隣近所におすそ分けしています。なので、野菜が売れるわけがないのです(−−)
そんな事情から、9割が売れずに廃棄です、廃棄するために手間や資材を使うことになってしまいます、新規就農者はこの問題にまず初めに直面します。直売農家は家庭菜園で、できる時期には絶対に野菜を作っては、いけません。
この時期作って良いのは、契約栽培農家だけです。

連作障害の壁、新規就農者の壁

販売価格が高いので初めて育てたソラマメが、えらく順調に育ち沢山収穫できました。気をよくして次の年もソラマメを育てます、そこそこ順調に収穫ができます、な〜んだ農業って簡単、あとはこれを売れば大丈夫と思い込んで夢をもて農業に取り組みます。
そこで、2、3年目に直面するのが、連作障害の壁です。去年は食べきれないほど沢山採れていてすごーい上手と周囲にも褒められていましたが、みるみるうちに葉が黄色く変色し枯れてしまいます。
同じ作物を3年以上安定的に作る技術が身について初めてプロ農家なのです。
まったく新規の作目だと、こういった安定生産の技術が身につくには10年程度は掛かりますね。

再生産可能な農地の使い方

農地は、消耗しない様に土作りをしながら作物を育てるのが正しい使い方です、しかし現実はあまりにもコスト重視で、土づくりが出来ない事が大きな問題です、現在の米価では土作りや圃場整備に掛ける余裕がありません、飼料米等の補助金の推移も農機具の維持管理が精いっぱいの状態です、何でもメンテナンスは大事です。

H27年10月 飼料米コスト半減へ農水省

今朝の農業新聞に、”飼料米コスト半減へ農水省”の記事!中身を読むと
飼料米の生産コストの5割程度低減とありました、目標達成に向けマニュアル作りに着手!
多収性品種で生産性を高め........
チョット疑問を感じます、米が余っているのに面積当たりの生産量を増やすのでしょうか?
生産性が高くても低くても収入の反収11万(補助金10万+品代1万)の構造は変わりません、コストダウンは品代の部分が増えるだけです。
農家がこれに取り組んで低コストで反収が増えると補助金の平均反収の数字が上がってしまい、結果補助金が(補助金9万+品代2万)になるだけで農家の収入は増えません。
ア!!国が出す補助金が少なくなる訳か!なるほど!
でも農家はコストダウンする為にまた新しい大型農機具を買わなければいけないのでローンの負担は増えますね、飼料米は今でも赤字なのに、そんな事になったらまた農家は減りますね。

::飼料米の補助金の仕組み::
地域の標準反収に対して8万円が支給されますが、収量で変動するのです収量がr標準より少ないと減らされ、多いと最大で10万5000円になります。昨年当園は天候が良かったのとスタッフが頑張って管理してくれたおかげで、若干プラスで9万円頂きました。

今後コスト削減が進むと平均反収が変わります、コスト削減に協力できない(設備投資できない)農家の所得がジリジリ目減りする訳です。
でもって、設備投資してコスト削減に取り組んだ農家は、1,2年は平均反収以上なので反10万5000円が補助されますが、3年目以降は平均反収が上がってしまうので、また反8万円に戻ってしまうのです、おまけにそれ以外の農家は所得が下がってしまいますね。
トッテモ変ですね、農業はこんなことの繰り返しのような気がします。これが、当地域の米作りの現実です。
補助金が8割以上状況ではガンバっても2割の部分が変化するだけなので結局、新規就農者にとって魅力が無いのです。

農産物の栽培方法について・・・・・

6月に入りやっと田植も終わり若干時間も取れるようになったので農産物の栽培方法についての記事や情報を見ています。
出来るだけ低農薬で農産物が出来ないかとネットで情報を調べていますが有機農業・有機JAS・自然栽培・・・・・・・・・色々情報は反乱していますが、栽培方法が色々で訳が分からなくなりますね、やはり自分の畑の条件の中で自分を見失わない様に出来る事から少しずつ試行錯誤する他ないですね。

最近の農地の価値は極端に低くなっています。

農産物の価格は上がるどころか下がる一方です、それに伴い農地の価値も極端に低くなっていて賃貸料なんて300坪の農地が1年間で¥8000円以下です、実は農家にしてみると¥8000でも高いのです、条件不利の土地は、無料です、地域によっては逆に地主が農家に¥10000を払う地域さえあるのです、何故か土地を農地としてりようしていないと高い固定資産税が掛るのです、そんな様々な事情から農地の価格は極端に下落しています、そこに目を付けたのが外国の企業(投資かかも?)で先日の新聞でニュージーランド法人400ha農地取得を目指すと言う記事がのっていました、日本の土地が外国に売られてしまうかも知れないのです。
最近ふと思います、日本の国土は国が守る義務があると思うので、農地として使われない農地や不採算農地は農地として利用できないので、国が維持管理する方向が良いような気がしています。農家に補助金を出して農地の管理をすると言う事が高齢化と共に徐々にできなくなりつつあります。

最近、小さくて強い農業・・・と言う本を読みました。

とても面白く拝読しました、共感できるところも多くとても参考になりました。
新規就農については、全く同感です、
農家にならないと農地の賃貸契約は結べません、30a以上の農地で農業をしていないと農家にはなれません、卵が先か鶏が先かと言ったところです。結局新規就農者として認めてもらうステップに乗って経営計画を作るほかないのですが、自分のやりたい農業とは少し違った形になってしまうのではないでしょうか。それにしても最近の農業は大規模化を推奨しているので、設備に掛る費用はものすごく高額になってしまい、新規就農のハードルはかなり高くなっているように思います。
これからの農業は自分の目指す農業を実際に行ている農家か農業団体に所属して農業を行うのがリスクも少なく一番確実な方法と思います。

農園スタッフを見ていて最近気づいた事があります。

当園には、野良猫が居ついてしまているのですが、猫の遊んでいる姿を楽しそうに見ているスタッフを見かけます、昨年入社した新人は植物が育つのを楽しんでいるようで、家庭菜園を始めたと言う事も聞いています。そういえば当園に定着できているスタッフはみな生き物が好きですね、生き物が好きだから植物の気持ちを常に考え日々の管理を出来ると改めて感じています。
今思うと辞めていったスタッフは、植物に興味のある人は居ませんでした。私も子供の頃から生き物は好きでした。こんな気持ちの人材が農業には向いているんだと感じています。

最近の農業事情・・・農業新聞より

:::生協の産直の現状に関する調査によると:::
消費者の大半が産直品の価格が一般商品と同じか、安くないと買わないという傾向と判明..........
当然の結果ですね。
中国餃子問題や食品偽装問題がニュースになった時には一瞬の安心・安全の意識が強くなりますが、徐々に薄くなりやっぱり価格重視になってしまいます。
やはり財布に直接響く問題なので仕方のないことです。
それでも拘り農産物の生産者は、安心・安全に注意を払って粘り強く生産をして少しでも所得の取れる売り方を工夫しながら続ける他に道は有りません。

:::全農・西鉄が九州でイチゴの担い手育成:::
資本金1億で3人育てるようです........
確かにイチゴの栽培は、設備投資が掛りますが、3人育てるのに1億は凄いです、7年目から黒字経営を目指す.......
うらやましいですね、確かに何も無いところから始めるとこれ位の期間は必要ですが、こんなに恵まれた環境で本当に自立できる新規就農者が育つか多少疑問を感じます。
当園なんて、そんな資金力も余裕も無いので、最低でも2年目から黒字を目指して指導しています。吉見町と言うイチゴ産地の地盤と当園の栽培〜販売の基盤があるので可能になるのですが。

:::参入企業の相次ぐ撤退:::
構造改革特区制度で企業が農業に取り組んだようですが、参入企業のほぼ全てが赤字と回答その多くが5年足らずで撤退........
ですよね〜今は、本当に農業は儲からないです、給料を取るのが前提では大抵挫折しますね、なんといても農業を楽しめる事が、大事です。法人経営で厚生年金や社会保険を払える水準になるにはかなりハードルが高いです。

限界集落株式会社........ドラマだけれど.....

当地域は、幸い限界集落という状況ではないけれど、農家の状況は似たような部分を多く感じます、タブン農業事情は全国的に高齢化と低所得に苦しみ同じような状況なんだと思います。
大雨で畑が崩壊.......極端な高齢化
昨年当地域は、大雪でハウスが倒壊、待ち望んだ米の収穫は上々、しかし米価は大暴落、今年の苺は12月の低温と1月の日照不足で今一つ収量が伸びません、自分と重なってしまいます、最後はどういった結末になるのでしょう。
最終回見ました::
正に、あの通りです、一生懸命頑張っていても失敗は山のようにあります、有機農業の問題や農薬問題も本当にありますね、有機JASの取得にしても5年間農薬を使わない事でやっと認証ですが、隣の畑の農薬が風で流れたり農薬を使った畑の土が風で飛んで来れば、れば5年間の苦労が一瞬で消し飛んでしまいます、日本のような狭い畑が隣接する場所で、有機JASなんて出来るのでしょうか?疑問です。
そんな苦労を積み重ねた野菜が本当に付加価値の価格で販売できるでしょうか、いえいえ、それ程世の中甘くありませんね、消費者の大半はやっぱり価格です。
”なによりも人”いい言葉です、私もそう思う、農業は地域の信頼と繋がりなくしてできません、畑は繋がっているし、河川も繋がっています、水は上流から下流へ流れます、境界なんてありません、農業はお互いに迷惑を掛けない様に注意しながら行う事が必須です。

このところやたら農協改革や農業所得の倍増話題になっています。

最近しきりに農業の所得倍増・JA改革が話題に上りますね、農業を知らない若い人は、これからは農業が良さそうだとゾ!と思わせるような話題が流れていますね、そのせいか当園にも見学や体験希望者が時折訪れ受入れています。
まず、農作業を体験して頂き、その後農業の道に進むなら途中で挫折しない様に農業の実情を説明します。
:農業の実情:
現在、農業は海外との価格差を埋める為、大規模化・低コスト化を国は進めています、そうするとどういうことになるかと言うと米の場合今まで1ha程度で生活出来たものが10ha以上の面積を作付けする事になり農機具は10倍の大きさが必要になります、200・300万の機械で良かったものが2000・3000万必要になります、農業を始める為には、こんなにお金が必要になります、これだけ設備投資をして得られる所得は年間200万位です、おまけに天候によっては赤字になる事もあります、サラリーマンの方がずっとましです、設備投資やリスクを負うことなく年間400万位にはなりますね、政府の言っている所得倍増と言う話が実現したとしても数千万の設備投資をして年間400万の所得にしかならない訳です。これが現在の農業の実態です。

TBSテレビの【今夜はジョブチューン★農業スペシャル!】.....

超一流農家が.....ねぎ農家が8億円、ブドウ農家が6000万円で高級車を乗り回すと言う事が放映されていましたが、どの業界も成功している人はいるんですね、長年の積み重ねが実った時には、大きな収入が得られる時も来ると言う事でしょうか。
当然ごく一部の話ですけどね! 殆どの農家は厳しい現実があります。
但し、勘違いしてはいけないのが、この金額は収入(売上)と言う事です、ここから経費を引いたものが実際の所得になります。
チョット違和感を感じたのは、若い農家が高級車を買ったりキャバクラで遊ぶ.....と言った部分ですかね、若くて高い収入が得られるのは、先代の基礎と地盤があっての事と思います。

農業は正に会社経営と同じです。

新たな年を迎え、最近の農業経営について考えました。
以前の農業は、農産物を育て農協に出荷すれば、それなりの所得が取れましたが、最近の農業は、販売まで行わなければ、所得が取れません。
考えてみると、どんな仕事でも一人前になるまで、最低3〜5年掛りますね、会社に就職し直ぐに給料はもらえるのですが、実は会社内のベテランの能力で稼いだお金が若手の給料に回されているだけの話です。
農業も全く同じような気がしています、誰でも畑に種を撒いて水をあげれば比較的簡単に農産物は採れるんですね、これを売ればお金になると勘違いして直ぐに農業が出来そうな気になってしまうんですね、以前の私もそうでした。意外と簡単に作物は育てられると。。。。。
それは、大きな間違いである事に最近やっと気づきました。所得を採れる水準の農産物を毎年安定して作るには最低でも3〜5年は掛るんですね。企業と違って個人経営なので、黒字にならなければ、自分の懐にお金は入って来ないわけです。
更に最近では生産〜販売まで行って初めて所得が得られるわけです、全ての事をゼロからやらなければならない訳で企業経営をするのと同じで、時間も掛るわけです。軌道に乗るまでに少なくても5年〜10年掛ります、成功する保証も無く本当に大変です。

最近TVで”ひきこもり”が話題になっています。

社会に出て人並みに仕事ができないと自分の居場所が見つからず、ひきこもってしまう事も多いようです、なんとなく解るような気がします。
最近の社会は激安競争でとにかく効率化が要求されます、私しのところは農業で自然と共に楽しく働くがもっとうですが、人を雇うと各種保険の負担や有給休暇、最低賃金法の縛り等々で、ある程度の実力がないと雇うことが出来ませんし、最低賃金法を払えるだけの仕事が出来なければ辞めて貰うほかありません、
一般の企業は、もっともっとハードで常に全力疾走で働いていますね、当然脱落する人は出てきます、脱落した人はどこに行けば良いのでしょうか、結局ひきこもりと言う形になっているような気がします。
農業は比較的自分のペースで仕事ができるし、人との関わりも自分のペースでできるので”ひきこもり”になてしまうような人でも働きやすい仕事だと思っています。
ひきこもり問題に農業が貢献できるような気がするのですが......

園主の呟き・農家の思い・所得の取れる農業への

柿沢一氏氏の2回目の公演に行きそびれました。ザンネン

前日にインフルエンザに掛かってしまい、仕方なく息子に行かせました。
講演内容を録音で聞きましたが、新商品のアイディアの発掘手法が主な内容でした。
私的には、こちらの方は若干期待外れでした、
どこがと言うとアイディア一つで数倍売れるようになります的な事だったので、加工以降の話だったように思いました。私は生産側の人間でいかに良い物を作るか(作れる環境も含めて)と言う事を日々考えているのですが、良い物を作るには手間が掛かり沢山売れるからと言って沢山作る事は出来ないのです。良い物を作るには、それなりの経費と手間と実力が必要で簡単ではありません。いくら良い商品でもなかなか、こちらの思う価格で売れないので人を育てる余裕も無く直ぐに大量に作れる事はありませんし作ったところで所得は増えないのが今の生産側の現実です。
だから6次産業化なのかも知れませんが、小規模では取組難い内容です。

昨日、認定農業者の研修会でフードビジネスプロデューサー柿沢一氏氏の公演を聞きました。

感動しました。一言一言が心に響きました、
柿沢氏の講演内容は正に私が今まで経験し積み重ねて来た、人生を的確に表現されているようで心に響きました。その一方で20代の息子たちには伝わらないだろうなーとも思いました。
私の、積み重ねてきた経験を何かの形で息子たちへ渡せないかと考えていましたが、息子たちが私の考え方を知りたいと思ったら柿沢氏の講演を聞く事を勧めるつもりです。
他の研修会とぶつかっていたので慌てて行き録音機をもっていき忘れたのでが残念でした。
覚えている事を少し書いてみます。

<自立型人材>
 企業は多くの面接で自立型人材を探す....上手く思い出せません。
  私の場合は、農業経験が少ないのでスタッフに細かい指示は出せません、そこでベテランの近隣農家につれて行き作り方を一緒に教わってきます、その後必要な場所と道具を用意して後は、よろしくと言って任せてしまいます。
(^^)
当然、沢山の問題がでますがその問題解決に一緒に取り組みます、毎日がハラハラドキドキの連続でとても楽しいです。私に聞いても解決策は出てこないのでスタッフは当然自立型です、こんな調子で私の農園では自立型になります。

<問題が起こる現象>
何か問題が起こった時にピンチと思うかチャンスと思うか.......夢があるか夢が無いか.....
私の場合は、一瞬落ち込むのですが考えをめぐらしているうちに不思議とチャンスに思えてきます。
・お客様からクレームが来ることがあります。私の場合は、すっ飛んで行きます、
 お客様に誤ると同時に私のイチゴ作りの思いを伝えます、私の思いを理解してくれると固定客になてくれたり新たなお客様を紹介していただいたりします。当然うれしいので、その後も一番美味しい苺が採れた時に連絡します、そうすると感動してもらえたりして、こちら励みになります。飛び込みで営業に行ってもこんな事はまずありません、玄関払いがいいところです。クレームは私の農業を伝えるチャンスなのです。
・祖父母と父母の4人が寝たきりとなり会社を辞め介護と農業をしましたが辛いとは、まったく感じませんでした。
毎日、沢山の介護ヘルパーさんが家に出入りするようになり私の作ったイチゴや野菜を褒めてくれたり美味しいと喜んでくれるのです、その後も当園に買いにきてくれるのです。
会社員だったころは、電子機器の設計をしていましたが設計の仕事は正に新しい事への挑戦と問題解決へ向けた試行錯誤の連続です、設計の仕事をしてきた経験が、こんな考え方を持てるようになったような気もします。
それ以前は、嫌な事に近づかずにいたり後回しにしたりしていた事もありましたね、当然あまり良い結果にはなりません。問題に真剣に取り組む事で不可能と思える事も可能になります、不思議と!
そんな経験を何回も何回も何回も繰り返すうちに免疫ができると言うか度胸がつくと言うか、問題が解決した時は自分の実力が一ランク上がる実感があります。

<できそうもないことを必死にやるからこそ充実感を味わえる>
常に安定は無い......新しい事に取り組むのは、シーソーのように、いつも不安定な物でバランスを取りながら努力し続ける事が必要で、そこに成長とに充実感がある.....
私の場合、いつも不安定な状態でこれで良いのかと考えていましたが講演を聞き私の生き方は間違っていないのだと実感しました。
現在の農業は、気候変動とデフレの影響で苦労の連続で明日はどうなるか解らず毎日がハラハラドキドキの連続です、日々充実感があります。今は支える年寄りも他界してしまったのでスリルある農業経営を楽しんでいます、いずれ私が居なくなったら息子たちもそんな人生を生きていって欲しいと思っています。

<それぞれの未来を応援する姿勢>
社員の為の教育.....社員の未来を応援する会社が良い会社............だったと思う?
私の考え方は、
・ いつ辞めるか解らない従業員に費用を払って研修に行かせたりする事は無駄と思いがちですが、仕事をする上で知っておかなければならない研修は必要と思います。当園で研修した人が辞めても研修の結果は本人に残っているし、中途採用で入ってくる人はどこかで研修を受けている訳で大きな意味では無駄とは思いません。
・ 私の場合は、期間限定の社員も含め、常にそれぞれの将来を応援する姿勢で接しています。
従業員を家族と思って接しているので、私のところに勤めて少しでも良かったと思ってもらえたら、こちらも幸せを感じます。辞めた時には多少ショックはありますが、空いた枠にまた新人が入り新らしい人の輪が出来ます、辞めた後も交流は続くので人の輪が広がり続けて幸せ感は膨らみ続けます。
これも、私が会社勤務時代に辞める者、残る者、理由は様々ですが繰り返し経験し学んだ事は正に、社員の未来を応援する気持ちです。そうすれば今教えた事が当園で役に立たなくても、将来本人の役に立つと思うと無駄では無いと私は思います。

他にも、沢山ありましたが、正に私の生き方なので、いつか柿沢氏の講演を息子たちに聞いてもらいたいと思います。

軽減税率は如何なものか。。。。

TVで食料品の軽減税率の解説をしていましたが、何か違和感を感じました。
農産物が軽減税率適用になった場合消費税は5%に据え置きになると解説していましたが、生産者が使う資材費は8%に上がるんですよ、そうすると製品も資材費のアップ分は値上げしてもらわないと農家が、資材の消費税分をかぶることになってしまいます。

農林振興センターの現場職員を充実させてくれないかなー

最近農林振興センターの現場職員が激減しています、経費削減と思いますが、頼りになる現場の職員が削減されています。何でもかんでも部長が兼務です。新規就農者は、振興センターに頼る他ないので振興センターの職員が頼りの新規就農者はつらいところです。また、農家が農の6次産業化を取り組むには、生産・加工・販売のアドバイザー的専門職員が農林振興センター内に必要ではないでしょうか?

大規模野菜農家の話を聞いてきました。

儲けるには、主役は作っちゃダメだと話していました、しょうがやニンニクのような脇役を作るのが良いと。大量に使う物ではないので、需要が常に安定していて資本力があればパートを大勢使っての流れ作業で効率的とのことです。
話を聞いていると確かに儲かりそうな気はしましたが、私の目指す農業とは違う農業でした。ここで働く人は、野菜工場で流れ作業をして賃金のみを求めてくる人だなーと感じました。

サプリメントの必要な農産物

肥沃な土壌で育てた美味しい農産物を販売していますが、その価値を解らない人が多くいます。
水耕栽培の葉物で癖の無い薄味の野菜を食べ、ビタミンを補うためと称してサプリメントが大ヒット。。。。。。。
これでいいのか日本人の食生活。
ゆとりの無い働き方が多くなり、更に共働きも多くなり食事を作る時間も無く、バランス栄養食で済ませてしまいがちです、現に私もビジネスマン時代は、どこでも食べられるバランス栄養食で済ませる事も多かったです。
何れ、本物の野菜の味は、忘れてしまうのではないでしょうか、せめて子供たちには本物の農産物の味を知ってもらえるような物を、供給したいと思います。

コシヒカリと言う名の飼料米

ある日のこと畑で大規模農家の経営者が私に、なんでそんなに一生懸命に米を作るのかと聞くのです?
美味しい米を食べたいからと言うと、そりゃそうだと言っていました。
自分たちは、一定の量を納品すれは、食用米であろうが飼料米あろうが、補助金が出るのでどうでもよいのだと言うのです。
品質は二の次なのです、収穫直前まで化学肥料をバンバン与えて粒を大きくして収穫します、このコメは本当に不味いですよ、コシヒカリと言う名の飼料米です。このコシヒカリが激安店や一般のスーパーで販売されているのです。

生育後半に化学肥料を沢山与えると米粒の中に肥料分が残ってしまうので食味が極端に悪くなります。


所得の取れる農業への挑戦

生産者からみると農産物は、本当に安いと思います。
当園の野菜の場合、野菜ハウスで種を捲き苗を植えて、毎日換気をしたり水をあげたりしながら育て収穫できる状態にした野菜を、収穫して洗って袋に詰める工程を一人でやった場合1時間で一個¥100円の野菜が20個くらいしかできません、とするとこの時点で、¥1000の人件費が発生しています。この野菜を移動販売で売り始めます。
現在売り切るのに2時間程度掛かります両方で人件費が掛かります。
つまり\2000の野菜を収穫して販売するまでに¥3000の人件費が発生してしまい赤字になります。
野菜を自分で作った場合こんな状態です。
多分、広い畑に沢山作って採る人・洗う人・袋詰めする人、こういった構成で大量に作り効率化した時に初めて見合う価格なのだと思います。当園の規模では、まだまだこういった構成で野菜を作る事は出来ないので、どうしても試験的な量にとどまっています。でもイチゴに使う有機肥料をタップリ投入した土で作った野菜はとても美味しいです、
この辺りの事を付加価値として販売できないかと現在考えています。
続く

愚痴を言うのは、やめにして

そろそろ、愚痴を言うのは、やめにしてこれからは、前向きに頑張ります。
いままで、農家の所得の低さと減少をアピールして応援して頂けるように努めていましたが、そろそろ愚痴を言うのも飽きたのでこれからは、とにかく美味しい農産物作りに磨きをかけて所得のとれる価格で販売できる物を作る事に集中しようと思います。

2012−02−03 頑張れ日本の製造業

ソニーが赤字・パナソニックも赤字日本の製造業の赤字のニュースが報道されます。
長年、電気関連製造業に携わっていた私としては、.......
また、元気な製造業の復活を強く望み応援しています。
私は、物作りが大好きです、今は農業ですが農業も、まさに物作りです,毎日が思考錯誤の連続でとにかく楽しいです、良い物ができてお客様が喜んでくれた時には、とても充実感があります。

最近の行き過ぎたデフレは大きな問題を感じています。

激安!半額セール!特売!こんなチラシばかりが目につきます。
物が安いのは良いのだけれど最近の価格は限度を超えているような気がしています。
長年、物作りの現場にいた私としては激安の文字には、どうしても違和感を感じます。
価格競争が限度を超えると、どうしても信頼性を確保する部分を削るようになります。
良い製品は過剰品質とか言われ、各部品は限界以上に削減され耐久性で余裕
が無くなります。このように作られた製品は一度故障すると修理しても
直ぐに他の部分が故障してしまうので、結局買い換えた方が安くなってしまいます。
農業に転職してみると農産物も同じような状況で美味しい農産物よりもまず価格と規格が優先します。
美味しい農産物を作るには、手間暇とコストが掛かりますがそれに見合った価格ではなかなか販売してもらえません
殆どの売り場は、いかに安く仕入、安く売るかが大半です、その波に捲きこまれないようにするには、手間暇かけた農産物が正当な価格で売ってもらえるような売り場を見つける必要があります、無ければ自分で作る他ありません。
現在、自分の売り場を求めて試験的に移動販売していますが、消費者と直接話ができて、なかなか面白いです。
ある会話!
<お客様>・・・・直売なのに安くないねえー
<私>・・・・・・当然、安いのが欲しいならスーパへ行って下さい。私の所は、スーパーで売っていない品質の物
    ・・・・・・を売っているので、価格は安くありません。
<お客さま>・・・お!試食が有るの?
<私>・・・・・・・・どうぞ!自信があるから。
<お客さま>・・・・美味しいねー、今度、孫つれてくるねー
といった具合ですが、その時の味を覚えてくれているので、次は本当に買ってくれます。
ある会話2!
<お客さま>・・・・また来たよー
<私>・・・・・・今週は日差しが少なかったので味が薄いですよ。
<お客さま>・・・え!そうなの農業は天気次第で大変だねー。
    ・・・・・・・・・味見していい!
<私>  ・・・・・どうぞ!
<お客さま>・・・ほんとだ、この間のより味が薄いね、でも十分美味しいね。
   ・・・・・・・・・・それじゃ、お土産用は次の機会にして今日は自分で食べる分だけ買ってくよ。
<私>・・・・・・・・また、天候が回復した時には美味しいのを沢山持ってくるので、寄って下さい。
こんな感じです。

NHKスペシャル 生み出せ!危機時代のリーダー

いろいろな意見があり考ええさせられますが、多くの人が閉塞感に満ちた現状を変えるリーダーが出てくる事を求めているのだと思いますが、長年生産現場にいる私としては、農業でも工業でも生産に携わる者にもっと多くの所得を回すようにしてくれる、リーダーを切望します。販売側の激安競争は常に生産者へしわ寄せされます。
多少蓄えのある高齢者は、将来の不安から預金を使わないように努め、購買意欲のある若い世代は、仕事が無いか有っても年金も払えないような低賃金で不定期の仕事ばかりです。結果、少ないお客を大資本の大店舗が客の取り合いを行いデフレに拍車をかけ、商店街はシャッター通です。
やはり、購買意欲の高い、若い世代の所得を伸ばす事をしなければ社会は元気にならないと思います、若い世代に仕事があれば、どんどん消費してくれて、それにより周りも元気になると思います。使ってしまっても、また働けばお金が入るので安心して消費できます。
私も、農業に興味のある、若いスタッフと安心して農業を継続できる所得を得られる道を模索しながら日々奮闘しています。

見た目は同じイチゴだけれど

スーパーに並んだイチゴと当園のイチゴは見た目は同じに見えますが、内容が全く違います。
スパーのイチゴは日持ち優先ですので、イチゴの先端が少し赤くなると収穫してしまいます。
これだと、当然甘みは全く無くミルクや練乳でごまかして食べます。
当園のイチゴは、完熟にするため赤くなるまで収穫しません、何もつけずに食べて頂けます。
従って収穫の周期も遅いので、価格もそれなりの価格でなければ、生産を継続する事ができません。

脱サラして6年目に入り農業の問題点が色々見えてきました。

とにかく所得が低いです、儲かるとか儲からないとか以前の問題で、まず農産物の生産だけでは、生活が成り立たない状態です。朝から晩まで休みなく働いていますが、資材費が掛かる割に農産物の価格は、上がらず所得も時給にすると300円以下です。これでは、後継者が後を継ぐ事は出来ないのは当たり前の話で、極端な高齢化が進んでいます。
それにしても少子化問題は、深刻ですね。
昔は子供が多いと農家は、潤ったものです、小学生のころからお手伝いが当たり前で、子供なりに働き手の一員でした。ところが今は、教育に費用が掛かり親の負担は大変なものです。高校生のアルバイトは原則禁止の学校が多いようです、何故でしょうか高校生にもなれば自分の小遣い程度は十分稼ぐ事ができ親の負担もへるし、社会勉強にもなると思うのですが、最近の社会は何かおかしいような気がします。